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- 電気を止める。照明やコンセントの近くが濡れていたら、その部屋のブレーカーを落とす
- 天井がふくらんでいたら、その真下に立たない。家具もどかす
- バケツを置いて、中にタオルを1枚入れる。水がはねません
- 片づける前に、スマホで写真を撮る。保険のお金はこの写真で決まります
まずはこれで大丈夫です。ここから、ひとつずつくわしく書きます。
① 電気を止める。これが一番先です
水と電気がいっしょになると、感電と火事の両方が起きます。床が濡れることよりも、こちらのほうがずっと危ないです。
こういうときは、必ず落としてください
- 天井の照明のまわりが濡れている
- コンセントの近くの壁が濡れている、水が垂れている
- 照明の中に水がたまって見える
- 焦げくさいにおいがする
- ブレーカーが何度も落ちる
- 金属のところを触るとピリピリする
とくに下の3つは、もう電気がもれている合図です。すぐ落としてください。
落とし方
※外壁のひびやすき間が気になる場合は、危ないひびの見分け方をこちらにまとめています。→ 外壁から雨漏りする原因は?ひび割れとすき間の見分け方・費用
玄関や台所の上のほうに、小さなスイッチが並んだ箱があります。それが分電盤です。
不便ですが、安全が先です。明るいうちなら困りません。夜なら、懐中電灯かスマホの明かりを使ってください。
床に水がたまっているところに立ったまま、電気のものを触るのもやめてください。
※電気が弱くもれているだけでも、体には感じます。強くなると、筋肉がこわばって、自分で手を離せなくなります。「少しピリッとしただけ」で済ませないでください。
② 天井がふくらんでいたら、真下に立たないでください
天井の一部が下にふくらんできたり、たわんできたりしていたら、そこは落ちる可能性があります。
水を吸うと、1.5倍から2倍の重さになります
天井の板は、石を固めたような材料でできています。これが水を吸うと、やわらかくなって、重さが1.5倍から2倍になります。
そして天井は、細い木で上からつり下げてあるだけです。重くなれば、当然落ちます。
寝室なら、その日はほかの部屋で寝てください。
やること
- その真下から、家具と家電をどかす
- 下に大きめのバケツかたらいを置く(落ちてきたときの水を受けるため)
- その場所に近づかない。子どもとペットを入れない
- 業者に電話するとき、「天井がふくらんでいます」と必ず言う。急いで来てもらえます
※「自分で小さな穴をあけて水を抜けばいい」と書いてあるページがありますが、おすすめしません。上の様子が見えないまま穴をあけると、たまった水が一気に落ちてきます。電気の線が通っていることもあります。業者に見てもらってください。
③ 水を受ける。家にあるもので足ります
買いに行く必要はありません。今、家にあるもので十分です。
バケツの中に、タオルを1枚入れてください
これを知らない人が多いです。
からのバケツに水が落ちると、はねて、まわりが濡れます。音もうるさくて、夜眠れません。
中にタオルや雑巾を1枚入れておくだけで、はねなくなり、音も静かになります。
床を守るもの
※ベランダの下の部屋が濡れている場合は、排水口の掃除だけで直ることがあります。→ ベランダ・バルコニーから雨漏り|排水口と防水層が原因、費用も
| 使えるもの | 使い方 |
|---|---|
| ゴミ袋・レジャーシート | バケツの下と、そのまわりに広げる。床に水がしみるのを防ぎます |
| ペットのトイレシート | よく水を吸います。バケツのまわりに並べてください |
| 紙おむつ | 同じく、とてもよく吸います。家にあれば使ってください |
| 新聞紙・厚手のタオル | 重ねて敷く。こまめに取りかえます |
| 洗面器・鍋・衣装ケース | バケツがなければ、これで構いません |
壁を伝って落ちてくるとき
※濡れているのが窓のまわりなら、結露や水の抜け穴の詰まりかもしれません。→ 窓・サッシから雨漏りする原因は?結露との見分け方と修理費用
天井からまっすぐ落ちず、壁を伝って流れていることがあります。このままだと壁紙の内側が全部濡れます。
ひもやタコ糸を使ってください。水が出ているところにひもの端を当てて、もう一方の端をバケツの中に垂らします。水はひもを伝ってバケツに落ちます。
※ひもがなければ、細く切ったタオルや、ビニールひもでも代わりになります。
④ 片づける前に、写真を撮ってください
これを忘れると、あとで取り返せません。
台風や強い風が原因の雨漏りは、火災保険でお金が出ます。そのとき必要になるのが、被害の写真です。濡れた畳を捨てたあと、拭き取ったあとでは、証拠がありません。
| 撮るもの | コツ |
|---|---|
| 水が落ちている様子 | できれば動画で。どこから、どのくらいの勢いか |
| 天井や壁のシミ | 近くで1枚、部屋全体で1枚。家のどこなのか分かるように |
| 濡れた床・家具・家電 | ぬれたテレビやパソコンも必ず撮る |
| 家の外側 | 離れて、家の形が分かるように。屋根に上がらず、見える範囲だけ |
火災保険の条件や申請のやり方は、こちらにまとめました。
→ 雨漏りは火災保険で直せる?おりる条件・おりない例・申請の流れ
やってはいけないこと5つ
※水は落ちておらず、天井にシミがあるだけという場合はこちらです。→ 天井のシミは雨漏りか結露か|エアコン水漏れとの見分け方
一番あぶないです。雨の日も、雨あがりも、屋根はすべります。飛んできた葉や砂が張りついていると、さらにすべります。
はしごと脚立の事故は5年で162件あり、そのおよそ4割が60歳以上です。年をとると、同じ落ち方でもけがが重くなります。
張るために屋根に上がることになります。しかも張り方が甘いと、次の風で飛びます。飛んだシートは近所の家や道路に落ちて、人にけがをさせることがあります。
業者に頼めば、飛ばないように押さえてくれます。費用は数万円ほどです。
ホームセンターで買える材料で、あやしいところを埋めたくなります。でも家には、入った水を外に逃がす通り道が作ってあります。そこを埋めてしまうと、かえってひどくなります。
それに、原因の場所は屋根の上からでないと分かりません。
水が止まったからといって、そのままにしないでください。湿ったままだとカビが生えます。カビは体にも悪いです。
乾いたように見えても、中に水が残っていることがあります。火が出ることがあります。ぬれた家電は、メーカーか電気屋さんに見てもらうまで使わないでください。
水が止まったあとに、やること
※いつも漏るわけではなく「大雨の日だけ」「風の強い日だけ」なら、原因の場所を絞り込めます。→ 雨が強い日・風が強い日だけ雨漏りする原因は?場所別に見分ける
雨がやんで、水も止まった。ほっとするところですが、あと2つだけやってください。
じめじめしたままだと、カビが増えます。部屋の湿り気が60パーセントを超えると、カビは増えやすくなります。
畳が濡れたら、上げて立てかけて、裏側にも風を当ててください。
建物だけでなく、中の家財についても保険でお金が出ることがあります。加入している保険の内容によります。捨てる前に、保険会社に電話して聞いてください。
応急処置は「時間かせぎ」です
※放っておくと何がどの順番で起きるのかは、こちらにまとめています。→ 雨漏りを放置するとどうなる?カビ・腐り・シロアリまでの流れ
ここまでやれば、今日はしのげます。でも、直ってはいません。
次に雨が降れば、また同じところから水が入ります。そして入るたびに、家の中の木が水を吸って腐っていきます。
ここが分かれ道です。
| 放っておくと | 何が起きるか |
|---|---|
| 数か月 | 天井や壁にシミが広がる。カビが出る |
| 1年ほど | 中の木が腐り始める。直す範囲が広がり、金額が上がります |
| 数年 | シロアリを呼ぶ。柱を入れ替える工事になることもあります |
雨がやんで落ち着いたら、その日のうちに見てもらう手配だけしてください。すぐ来てもらえなくても構いません。順番を取っておくことが大事です。
見てもらうのも、見積もりを出してもらうのも無料です。見てから断っても、お金はかかりません。
どこに頼めばいいか
住んでいる場所で、来てくれる会社が変わります。
| 相談先 | どこまで来てくれるか | 特徴 |
|---|---|---|
| 雨漏り修理救急センター | 関東と近畿 | 会社名・住所・社長の名前・料金を全部出している。火災保険の手続きも手伝ってくれる。断っても費用はかからないと自分で書いている |
| 雨漏り修理110番 | 日本全国 | 24時間365日、受け付けています。夜中でも電話がつながります |
| 街角雨漏り相談所 | 関東・近畿・東海・岡山・九州 | 相談を受けて、近くの業者につないでくれる形 |
| アメトメ | 関東 | 質問3つに答えるだけで申し込める。電話で話すのが苦手な人向け |
お住まいの市区のページもあります
次の市区は、地元の会社を含めた相談先を市区ごとに調べてまとめています。お住まいの場所があれば、そちらを見てください。
ここに無い地域の方は、上の表から選んでください。雨漏り修理110番は日本全国が受付の対象です。
よくある質問
夜中です。今すぐ来てもらえますか
※訪問してくる業者の典型的なセリフと、その場での断り方はこちらにまとめています。→ 「屋根が壊れています」と来た業者の断り方|点検商法と8日間
受け付けは24時間やっている会社があります。ただし、夜中にすぐ工事はできません。雨が降っている間は、屋根の上での作業ができないからです。
それでも電話しておく意味はあります。朝いちばんで来てもらえるよう、順番が取れます。
今、台風の真っ最中です
外に出ないでください。できるのは、このページの4つだけです。電気を止めて、真下から離れて、水を受けて、写真を撮る。
風がおさまってから動いてください。台風のあとにやることは、こちらにまとめました。
→ 台風で雨漏りしたら?すぐやること・火災保険・業者を呼ぶ順番
借りている家(賃貸)です
※借りている家の場合は、連絡の順番も家賃の扱いも変わります。→ 賃貸で雨漏り|大家と管理会社どちらに連絡?家賃は下がるのか
安全のための4つは、同じようにやってください。そのうえで、すぐ管理会社か大家さんに連絡してください。
自分で業者を呼ぶ必要はありません。建物を直すのは大家さんの仕事です。連絡がつかない夜中などは、写真と時刻を残しておいて、翌朝あらためて連絡してください。
※濡れてしまった自分の家具や家電は、自分が入っている保険で出ることがあります。そちらは自分で連絡してください。
バケツがすぐいっぱいになります
大きめの入れ物に替えてください。衣装ケースや、ふろの洗い桶でも構いません。
それでも追いつかないほど出ているなら、かなり大きく壊れています。その日のうちに電話してください。
前にも直してもらったのに、また漏っています
その場合は、前の業者に無料でやり直してもらえる可能性があります。次にどう動けばいいかをまとめました。
→ 雨漏りが直らない理由は?原因不明のときに使う散水調査とは
まとめ
- 電気を止める(照明やコンセントの近くが濡れていたら必ず)
- ふくらんだ天井の真下に立たない(家具もどかす)
- バケツ+タオル1枚。まわりにゴミ袋やペットシートを敷く
- 片づける前に写真を撮る(できれば動画も)
- 屋根に上がらない。ブルーシートも自分で張らない
- 水が止まったらとにかく乾かす
- その日のうちに、見てもらう手配だけしておく
記事の内容に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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