あなたのおウチの換気回数の計算してみよう
換気をしながらの冷暖房が推奨されています。窓は開けっ放しだど冷暖房効果は100%ではありません。そこでまずはあなたのおウチの適正換気回数を計算してみましょう。
- 建築基準法では0.5回以上、厚生労働省では2回以上
建築基準法ではシックハウス症候群の対策として2003年に「24時間換気」が出来る設備の設置が義務付化の法令を施行しました。(建築基準法施行令第20条の8)
シックハウス症候群とは、ホルムアルデヒド等の化学物質により住居内の空気が汚染され、引き起こされる、頭痛やめまい等の症状です。
このため、住宅の居室では換気回数を毎時0.5回以上、その他の居室では毎時0.3回以上の換気が出来る換気設備を設置することが義務付けられています。 厚生労働省の基準は建築基準法より厳しい数値になっています。ちなみに換気回数とは、居室の空気がすべて新鮮な空気(外気)と入れ替わる回数をいいます。
建築基準法 | 厚生労働省 | |
---|---|---|
換気回数 | 毎時0.5回以上 | 毎時2回以上 |
必要換気量 | 毎時20㎥ | 毎時30㎥ |
※引用:次世代省エネルギー基準に基づく「住あくの設計・施工ガイドブック」IBEC発行
厚生労働省の換気量で計算
換気計算式
部屋の空気量を算出する
床面積・・・1坪=3.3㎡
平均的な天井高さ・・・2.3~2.4m
例:オフィス70坪/70坪×3.3㎡×2.4m(天井高さ)=554.4㎥ですと、
換気回数は554.4㎥×2回/h=277.2㎥/h
例えば社員30人の場合、×30㎥=900㎥/hなので、
900㎥/h÷277.2㎥/h=3.2回/h
⇒60分/3回=20分に1回換気
・・・となると窓を開けたままになります。現実的な感じがしません。キッチリ実行するにはかなりの負担です。
あまり神経質になってもストレスです。エアコンを上手に活用して暮らしましょ。