コラム

空調感染と空調設備の密な関係

空調感染と空調設備の密な関係

2020年7月にWHOが最新のウイルスに関するガイドラインを取りまとめました。そのガイドラインによりますと、「主に屋内で、混雑し換気が不十分な場所で最新のウイルスに空気感染することは無視できない」とし、空気感染の可能性を指摘しています。これは、公衆衛生・感染症に関わる科学者達が最新のウイルスにおける感染症の空気感染にまつわる情報をWHOにて提示して、これが取りまとめられて発表された形となります。特に飛沫が微細になると長く空気中を漂って遠くへ運ばれるという見方を強めており、空気感染に対する対策も検討すべきという方向性が示されたととられられます。

空調感染と空調設備の密な関係

空調感染と空調設備の密な関係

また、空気感染は一般社団法人日本医療福祉設備協会規格/病院設備設計ガイドライン(抜粋)によりますと、特に空気感染は空調設備と密接な関係があるとのことです。病院設備の空調設備は、

  • 快適環境を目指す
  • 医療効果を促進する
  • 感染防止にも貢献する

上記の項目を掲げています。このため、「空調は感染防止の一環として重要な位置を占めている。すなわち、適切な空調により病院内の各領域のゾーニングに基づいた室内空気清浄度を維持して衛生的に保ち、さらに室内圧と気流を制御して感染患者の隔離(空気感染隔離室)と易感染患者の保護(防御環境)が可能になる。

病院環境は、各種疾患をもつ患者に由来する微生物により汚染されやすく、一方では感染に対して抵抗力の減弱した易感染患者が多い。

空気感染は5μm以下の空気媒介性の飛沫核(droplent nuclei)もしくは病原微生物を含む粉塵微粒子によって起きる。したがって、空調設備の不備が原因となって集団的な病院感染が起きる可能性がある。適切なエアフィルターは、浮遊微生物や浮遊微粒子をろ過し、空気感染を予防するために清浄度の高い空気を提供できる。」

エアフィルターが空気の清浄に役立つことが解ります。病院で採用されているHEPAフィルターは二次感染対策のための微粒子をキャッチするためのフィルターです。このフィルターは高性能ですがとても繊細で、1年で効果が半減するというデメリットもあります。このためプレフィルターで大きな汚れやほこりはキャッチする仕組みにする病院の設備改装が進んでいますが、全ての病院が対応を完了はしていない現状があります。

また、これまでの換気システムでは不十分と考える動きも出てきました。現代の日本では家庭、オフィス、店舗でのエアコンの需要は必須です。夏場の冷房は欠かせないものになっています。窓を開けた換気を推奨しておりますが、幹線道路沿い、花粉の時期など窓を開けたくない場合もあります。また、窓の開かないオフィス・会議室・地下の店舗などもあり、サーキュレーターなど、空気の流れをつくることを推奨していますが、なかなかそうもいかない場面も多いのではないでしょうか。

また、空気清浄機があるから安心、という方もいらっしゃると思いますが、内部のフィルターが常に清浄で清潔な状態でなければ清浄効果は得られませんが、いつもいつもエアコンのことばかり考えて暮らしていないし、フィルターばかり洗っていられない、ですよね。この問題解決に弊社がサポートさせていただきます。

※出展元:https://www.who.int/water_sanitation_health/publications/natural_ventilation/en/

 

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